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第50回日本人工関節学会

会長挨拶

第50回日本人工関節学会
会長 三浦 裕正
(愛媛大学大学院医学系研究科 整形外科)

第50回日本人工関節学会
会長 三浦 裕正
(愛媛大学大学院医学系研究科 整形外科)

 このたび、第50回日本人工関節学会を2020年2月21日(金)、22日(土)の2日間、福岡国際会議場、福岡国際センター、福岡サンパレスにおきまして開催させて頂きますことを大変光栄に存じております。
 本学会は1970年の京都大学の伊藤鐡夫先生による第1回人工関節研究会を嚆矢に、1996年には日本人工関節学会として名称変更され、50年の歴史を刻んできました。半世紀にわたり、人工関節を専門とした唯一の国内学会として日本の人工関節医療の発展に大きな役割を果たしてきましたが、これらの発展には先人達の多大なご貢献があったことは論を俟ちません。
 このような本学会の伝統を守り、実りあるものとなりますよう整形外科教室員および同門が一丸となって、鋭意準備を進めております。
 人工関節の歴史を振り返りますと、1960 年代のCharnleyによるlow friction arthroplasty、そして1974年のInsallのtotal condylar kneeがモダン人工関節のプロトタイプと考えられますが、その後、材質、デザイン、手術手技、後療法、周術期管理など様々な面で進化を続け、世界的に手術件数は右肩あがりで増加している状況です。
 この間、長期成績は飛躍的に改善し、人工関節がもたらした恩恵は計り知れないものがありますが、一方で未解決の諸問題が存在することも否定できません。特に患者側の要求は除痛からより高い機能性へシフトしており、まだまだその要求に十分対応できていないのが現状です。
 今回のテーマは「半世紀の軌跡と未来への提言」とさせていただきました。国内での半世紀に及ぶ人工関節の発展の軌跡を振り返りながら、より機能的で、長期耐用性と高い患者満足度を有した人工関節を実現するために、次の50年の未来に向けた提言を発信していければと考えています。
 そのためには更なるデザインの改良は必須ですが、認定医制度の導入や手術教育、人工関節登録制度の充実、さらに国際化の推進が必要だと考えています。
 私はこの2年間理事長として新たな事業に取り組んできましたが、2019年4月から発足する認定医制度では教育制度の充実と絡めながら、会員の標準的な手術手技の底上げを図っていく予定です。また、人工関節登録制度については2019年度からは登録制度の拡充と持続可能性の確保を目指し、日本整形外科学会症例登録構築事業との連携が始まります。さらに国際委員会を通じて今後、海外の学会との連携、traveling fellow制度の発足など国際化を推進していく計画です。このような取り組みを通じて、未来に向けてさらにわが国の人工関節医療レベルの向上を期待したいと思います。
 それでは、冬の2月、博多のバリエーションに富んだうまかもん達と共に皆様の御来福を心よりお待ちしています。

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